領域紹介

About us

教育評価測定論領域とは?

教育評価測定論領域では、情報技術を活用しエビデンスとデータにもとづく、より良い教育プロセス・学習環境をデザイン・アセスメントするための基礎を学びます。

教育評価測定論領域は教育に関する様々なデータ・情報の生成・分析・評価を行い、 教育のさらなる向上に資するために新設された高度専門的人材育成領域です。 組織の概要・構成・大まかな所属人数は以下の通りです。

  • 博士課程後期 3名(社会人2名)
  • 博士課程前期 7名(社会人3名)
  • 研究生 1名
  • 学部4年 2名
  • 学部3年 5名

研究紹介

About Our Research

研究室・教員

協力・協働研究機関

活動内容

Activities

領域合同ゼミ

4研究室合同でゼミを行っています。主に、学部4年生、修士1、2年生による卒論及び修論の中間発表を行っています。活発な意見交換を通じて研究アイデアをブラッシュアップしています。

  • 隔週または週1
  • 対象:B4~M2

スケジュール

本領域における学部3年生以降のスケジュールのイメージは以下のとおりです。

研究題目の例

学部

  • 資格試験・選抜試験における誤判定率のIRTモデルにもとづくシミュレーション研究
  • 情報量に基づく日本語項省略の分析
  • 高校入試の選抜方法における調査書の影響について
  • 大学共通テスト得点調整における新制度について
  • SCATの得点算出方法に関する研究
  • サンプルサイズ設計における検出力に基づく方法と信頼区間に基づく方法の比較
  • 物語文に対する大規模言語モデルの読解能力の分析
  • 大規模言語モデルにおける日本語項省略解析能力の分析
  • LLMによる和文英訳問題の自動採点の評価と応用可能性の検討
  • 日本語文章の可読性評価のための項省略判断モデル

修士

  • 学校評価のIRTスケールに基づくCS分析法の開発
  • 工業高校特有の学びに関する一考察 ―好奇心と職業体験学習の側面から―
  • 大学におけるピア・サポート活動から見た学生支援のあり方に対する検討
  • 学習者の学びを教師の振り返りに活用するための計量テキスト分析
  • 異なる難易度のテスト項目のIRT垂直尺度化 ―尺度化テストデザインによる垂直尺度構成―
  • 看護師の専門職的職務キャリアに関する自己評価尺度の開発―看護実践行動及び自己教育力向上にけて―
  • p-curve 分析を用いた日本の心理学研究におけるp-hacking汚染の推定
  • 学校現場の多職種協働における 革新的な意思決定法の提案
  • 日本の金融教育の今後の在り方について―他国との比較を通じて―
  • ICT支援員の運営体制の強化・充実を図る運営サポートシステムの開発
  • 日本語話者の項省略判断に関するアノテーションとモデリング
  • コミュニティ・スクールの中核をなす学校運営協議会の形骸化の要因分析
  • 記述式答案自動採点のためのData Augmentation手法

博士

  • 多次元項目反応モデルにもとづく学力テストデータの構造分析
  • 教室アセスメントにおける形成的フィードバックの機能
  • A New Approach to Support Self-regulated English Learning for Visually Impaired University Students through “Content–focused Accessible E-learning Material” :Based on Student-centered Feedback
  • 理系研究室の持続的発展に向けた教育学的研究

志望する皆さんへ

For Applicants

修了生の声:社会人学生

高校教諭(数学) Aさん

大学院では自然言語処理の手法を活用し、学習者が記述した文章を分析する方法について研究しました。 現在も、生徒が日々蓄積している振り返りの記述を分析し、授業改善に活用しています。また、アセスメントやテスト理論について学んだことにより、「何のための評価か」「何のためのテストか」さらには「これからの学校の在り方とは」を日々考えるようになりました。

高校教諭(生物) Bさん

派遣研修を通して、現場では知る機会のなかったテスト理論やIRTに触れ、現場で実施するテスト等のデータ分析の視野が広がりました。 また、最新の知見を学べたこと、情報収集力が向上したことで、エビデンスに基づいてICT活用や授業改善を図ることができるようになりました。

高校教諭(数学) Cさん

現場で日々の教育実践に追われていた私にとって、この派遣事業は「教育に関する学び直しの機会」として大変有意義なものでした。 特に、アセスメント、情報リテラシー、統計科学などに関して知見を深めることができました。この経験を、宮城の児童・生徒に還元していきます。

進路

一般企業・大学高校教員・公務員等

三菱化学, トヨタ(スマートシティ), 公文教育研究会, オリエンタルランド, ファーストリテイリング, 富士通, 楽天

専門職として

小学校教員(社会人), 学術研究員, リクルートマネジメントソリューションズ, ベネッセ教育総合研究所等, 日本IBM, NTTデータ先端技術, 日本電気(NEC)